2005年01月30日

[底]表現の限界

 ニュース系のブログを見ていたら、アメリカの方の2つのニュースがちょっと気になりました。それぞれTBしてますが、『ニュース中毒のつぶやき』さんから「アニメにもぼかし 「わいせつ放送」恐れる米テレビ界」という記事、『Tokyo Fuku-blog』さんから「拘束衣姿のテディベア、売れ行きは上々」という記事です。

 まず『ニュース中毒のつぶやき』さんの記事から。これはコメディアニメの中でキャラクターが尻を出すシーンがあり、それを修正して放送したそうです。これは連邦通信委員会(FCCによる処罰を恐れてのことだそうです。この処罰規定は明文化されていないらしく、制作者側にとっては何が処罰対象になるかわからないという怖さがあるようです。
 CNN.co.jpの記事では FCCに基準を示せというのは、法廷に対して『これから犯す罪は殺人か、過失致死か』と尋ねるようなもの」(消費者団体の幹部) というような意見も出ていますが、それはどうかと。罪の度合いや尺度を測るための基準ではなく、罪かどうかを判断するための尺度だと思いますから、これから犯す罪という時点で論点がずれてます。

 一方で『Tokyo Fuku-blog』さんの記事の方は、Crazy for You Bearというテディベアについての記事です。こっちは上の自粛方向とは違い、人権団体や精神障害者支援団体などから非難を浴びてはいますが、売り上げもよく特に販売自粛と言うことはないようです。
 上のリンク先に写真がありますが、見ているとなんとなくこれを思い出してしまいます。どちらにしてもあまりマイナスの感情は浮かばないんですが、本当に拘束衣を必要としている人やその周辺の人々に良くない印象を与えてしまう可能性も確かにある、とは思います。
 ただ、そう考えると殺人をエンターテインメントとしたミステリー諸作品は、実際殺人事件の被害に遭われた方から、Crazy for You Bearが受けているような非難を浴びても当然ということにもなりますが、でもやっぱりミステリーは人気なわけです。このテディベアも売り上げはいいとのことですが、売り続ける姿勢は間違ってはいないでしょう。なんか変な論法ですけど。

 表現の規制というのもいろいろで、時々「これ出してていいのか‥‥」と思ったり「こんなのがダメなの?」と思ったり、まちまちな感じがします。今回挙げた事例は国外の、それも極端な例だと思いますが、どこまで表現していいのか、どのように表現すればいいのか、というのは、これから表現者にずっとつきまとう問題になりそうですね。
posted by alohz at 21:25| バンコク | Comment(0) | TrackBack(0) | news | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。