2005年02月28日

[底]きみにしか聞こえない

 最近話題の作家乙一の「きみにしか聞こえない」の文庫版とマンガ版があったので、つい両方買ってしまいました。


きみにしか聞こえない―Calling you
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きみにしか聞こえない―CALLING YOU
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 どちらも基本的には同じ話なので、結論は同じです。某E○Aのようにマンガと原作で話が異なるということはありません。が、細かいところや語り口は違います。これはたぶん、絵をメインに説明しなければならないマンガと文字だけで説明しなければならない小説の差でしょうね。読み比べてみても、どちらも無理なく読めるのはさすがです。
 後は『原田さん』の存在が少し違います。役回りは一緒ですが、名前や歳が違ってたり、一言彼女の非常に重要な台詞がマンガ版にだけ入ってたりします。これ、小説の方を先に読んでラストを知っていたのですが、マンガの方がラストが読みやすく配慮されてます。そういう一言が差し込まれていました。
 何というか、帯に踊らされてる気もしますが切なさ満点。悲しいのとはまた違う、救いのあるバッドエンドが何とも‥‥切ないです。

 どちらにも収録されているもう一編の「傷 KIZ/KIDS」。こちらは小説の方はまだ読み切ってないんですが、マンガの方を見る限りは小説に期待!という感じでした。小説をちょっと読んだ限りでは、マンガの方では説明しきれない部分を端折ってしまってる感がありましたし、絵がちょっと‥‥好きでないのです。「きみにしか〜」の方は同じ人なのに絵と話が合っていましたから気になりませんでした。

 たまにこういう風に原作(文庫)と同じ話の別メディアを比べてみるのは面白いですね。マンガ→アニメはよくあるパターンですが、小説→マンガやマンガ→小説は同じストーリーでも描き方が少しずつ違ってくるので面白いです。
posted by alohz at 12:23| バンコク 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | book | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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