2004年06月30日

日本語で話そう

 昨日のことになりますが、国立国語研究所が外来語のわかりやすい言い換え案の第三次中間発表を行いました。(Source:asahi.com 文化芸能)今回は33語の言い換えが提案されています。
 日本語にはかなりの外来語があります。元はといえば漢字の音読みで示される熟語は中国から輸入してきた言い方だという説もありますし(その辺りはしっかり勉強していないので言葉を濁しておきます)、カタカナで表記される近現代の外来語も実に様々です。殊に最近はコンピューターやビジネスの世界において、英語を中心とする様々な外来語がテクニカルターム(=専門用語)として使われています(こういう言い方をしている方、わりといるんじゃないでしょうか)。

 さて、今回発表された言い換え案ですが、33語の案の中には言い換えた方がいいものだけでなく、僕が見る限り言い換えなくても問題なさそうなものも含まれていました。
 アカウンタビリティー、コンプライアンス、パブリックインボルブメントなどといった、一見よくわからない単語でも、説明責任、法令遵守、住民参画と言い換えてくれるとすごくわかりやすくなります。特にコンプライアンスなどはカタカナ語にする意味がわからないんですがどこから生まれたんでしょうか。
 逆にスキル、ツール、ミッション、マンパワーなどは言い換えなくても比較的わかりやすいですね。定着してる方だと思います。

 今回の言い換え案の中で個人的にすごく引っかかったのが2点あります。1つは「ステレオタイプ→紋切り型」。これ、日本語に感動、というかはっとさせられました。確かに紋切り型って言いますよね。気づいてないところを突かれました。もう1つは「リテラシー→読み書き能力・活用能力」。そうだったのか!という感じです。僕の行っている大学でも1年生は情報リテラシーという授業が必修になっています。大学の情報化(これは愚痴ると長くなりますが)に学生の方も対応すべしというコンセプトで始められたようですが、僕の代まではこの授業ありませんでしたから内容はわかりません。簡単にパソコン教室ぐらいに思っていたんですが、つまりは「情報(機器)活用能力の授業」だったわけですね。

 また、今回「オンライン」「データベース」「フォーラム」「メセナ」の4語については適当な言葉が見つからないということで言い換えをあきらめたそうです。一応意味的には「オンライン=回線に接続されている状態」「データベース=情報の集積体」「フォーラム=集会所・討論所、パソコン通信サービス中の特定の情報交換の場」「メセナ=企業の見返りを求めない芸術文化支援事業」ということだそうです。また昨今話題の「ユビキタス=偏在」についても現在審議継続中だそうです。

 個人的にはあまり日本語の文章にカタカナが氾濫することには賛成しません。もちろん日本語では表現しきれない概念(アイデンティティなど)を外来語を使うことでより的確に表現できる場合は日本語の成長と見なせるんですが、別段必要もないのに無分別に外国語を吸収していくのは日本語の表現を幼稚にしてしまうような気がします。言語はその国の文化や精神風土の顕在であると思ってますから。
 若者言葉が一概によくないとも言いませんけどね。僕はあまり好きじゃないですが。
posted by alohz at 21:56| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | news | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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