2005年05月08日

[底]Project Canal

 先週の金曜日、5/6の日経夕刊のコラムで、「住宅内の家電/音声一括操作」という記事が出てました。これは三洋電機と産業技術総合研究所が開発したシステムで、専用のワイヤレスマイクで指示を出すと、サーバー経由でエアコンや照明のスイッチが入ったりテレビの音量を上げたりできるというシステムです。
 これを見た時、ずいぶんびっくりしました。というのも、僕が2日の昼間にプレゼン実習で使ったネタだったからです。

 僕が2日のプレゼン実習で与えられたテーマは「ITの将来」。ミクロでもマクロでもいいよ、ということで、ふと思いついたユビキタス時代のインターフェースについて、2時間で資料作って一席ぶったわけです。
 この時に考えたシステムは、家電や室内外のセンサーを全て有線無線のネットワークで接続し、それをサーバー1つで管理・制御します。で、それを人間が使う際に、現在のようなリモコンではなく音声で操作します。それも機械に向かって言うのではなく、ディスプレイに表示されたキャラクターに向かって話しかけるように。言ってみれば、電子執事(電子メイドでもよし)みたいな感じですね。

 で、その時は自立したAIではなく偽AI、つまり人工無能をベースにしたシステムとして発表しました。膨大な単語辞書と精緻な音声解析機能を駆使することで、AIのような思考能力を付与しないでもインターフェースとしては十分な役割を果たします。指示内容が限定されてますからね。

 発表で偽AIを採用したのは単純に実現可能性の問題からなんですが、それが逆にマイナスポイントだったようでした。もっと夢のある感じが欲しかったみたいですが、まぁそれはさておき。
 実現可能性を考えて人工無能にしたら、実際に開発されていたというのでびっくりしました。もちろん三洋製システムは僕の考えたように画面に出したキャラクターをインターフェースとして使うわけではなく、マイクとスピーカーによる出入力だけなわけですが。
 これから先、家電のネット接続が普通になってくると、確実にこういった形で集中管理をする形態になっていくでしょう。信号の標準化という絶対条件を主要メーカーがクリアしないといけませんが、その方が使う方は楽ですからね。外出先からメールで指示を送るにしても、風呂とエアコンを操作するために別々にメールを書いて別々のアドレスに送らなきゃいけない、なんて馬鹿らしくないですか?

 でも、それを使う時に、せっかくなら虚空に命じるよりは相手の顔が見えた方がいいじゃないですか。メールでも宛先が「家電」とか「家サーバー」よりは「セバスチャン」とか「キャナル」とかの方がなんとなくいい感じですし。
この時に使う「顔」は画像データ(もしくは動画データ)ならなんでもいいわけです。可愛い犬や猫でもいいし、アイドルでもいいし、もちろんそのために用意されたCGでもいいんです。実用化されたらネット経由でこういった電子執事用動画データセットとか売りに出されそうですね。

 最終的にはAIになったらもっといいでしょうが、とりあえずは人工無能でも十分でしょう。というより、AIになるなら家電の管理・制御だけじゃ役不足です。まぁ、AIになった時にこそちゃんと完成するわけですが。
 意味不明な方は‥‥この辺で。
posted by alohz at 16:51| バンコク ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | thinking | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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